富樫勇樹選手は、日本を代表するバスケットボール選手です。バスケットボールの技術と精神力が求められる環境で育ち、若くして日本のバスケットボール界にその名を刻みました。海外留学での卓越したプレイを経てプロに進出し、短時間でリーグの注目選手の一人になりました。一時はNBAでのプレーも経験。彼は日本国内だけでなく、国際的な舞台でも日本代表としてプレイしており、国内外の多くのファンを持っています。
富樫勇樹選手はどんな選手なのかご紹介します!
富樫勇樹選手はどんな選手?
富樫勇樹選手は、日本のプロバスケットボール選手で、現在はB.LEAGUEの千葉ジェッツふなばしに所属しています。ポジションはPG。167cm /65kg
チームの指揮官とも言えるポジションです。
プレイの組み立て、パスの配給、チームメイトの活用、試合の流れを管理する役割を担っています。ポイントガードは通常、優れたドリブル技術とパス能力を持ち、ゲームを読む力が求められます。
日本で一番小さいBリーグ選手&世界で戦う代表選手でもあります。
ポイントガードは、比較的小さい選手がつくポジションではありますが、昨今では、180以上の大きめな選手もPGとして起用され活躍しています。167cmでプロバスケットボール選手として長きにわたって活躍できていること自体が素晴らしいことだと言えます!
富樫勇樹選手の主な経歴
西暦 | 事柄 |
1993年7月30日 | 誕生 |
1999年(小1) | バスケットボールを始める |
2006年(12歳) | 新発田市立本丸中学校に進学 |
2008年(15歳) | 全国大会で優勝 |
2009年(15歳) | モントローズ・クリスチャン高校に進学 |
2012年(18歳) | bjリーグの秋田ノーザンハピネッツとの契約合意 |
2012年6月(18歳) | Basketball Without Bordersに参加。MVPに |
2013年(20歳) | bjリーグオールスターゲーム MVP |
2014年 | NBAへ挑戦契約 |
2014年10月15日(21歳) | マーベリックスと選手契約を結ぶ |
2014年11月2日(21歳) | テキサス・レジェンズにトレード |
2015年9月28日(22歳) | NBLの千葉ジェッツとの契約合意 |
2017年11月12日(24歳) | アルバルク東京戦ではキャリアハイの42得点、Bリーグ史上最多の3P成功数11本(73.3%)を記録 |
2019年(25歳) | レギュラーシーズン最優秀選手(MVP)に選出 |
2019年6月3日(25歳) | Bリーグで日本人初となる1億円プレーヤーとなる |
2023年8月(30歳) | 日本代表選手選出 キャプテン |
1993年7月30日に新潟県新発田市で生まれ、小学生の頃からバスケットボールを始めました。
父は、富樫英樹氏。現在、新潟県胎内市にある開志国際高校でバスケットボール部の監督を務めています。(2018年のインターハイ、2022年のウインターカップで優勝している名門校です)
中学卒業後は、アメリカへ留学。アメリカのモントロス・クリスチャン高校卒業後、大学に進学せずにbjリーグの秋田ノーザンハピネッツに入団し、プロ選手としてのキャリアをスタート。bjリーグ新人賞を受賞します。
2014年には、ラスベガスで開催されたNBSサマーリーグにダラスマーベリックス(MAVS)の一員として出場。その後、日本人2人目のNBAチーム(MAVS)との選手契約を結び、14-15シーズンはその傘下のNBA Dリーグテキサスレジェンズでプレイをしました。
その後2015年に千葉ジェッツと契約し、現在までプレイ。
千葉ジェッツのキャプテンとしてチームを引っ張っていく存在です。
受賞歴
bjリーグ新人賞、bjリーグ月間MVP、bjリーグ最多アシスト、bjリーグベストファイブ、bjリーグオールスターゲームMVP、Bリーグ最優秀選手賞、Bリーグベストファイブ、Bリーグアシスト王、Bリーグベストタフショット賞、BリーグオールスターゲームMVP、天皇杯オールジャパンベスト5、天皇杯MVPなど、数々の賞を受賞。
日本代表歴
2011年(高校在学中)、2014、2015年、2021年(東京オリンピック日本代表)、2023年(2023年FIBAバスケットボール・ワールドカップ 主将)
富樫勇樹選手の所属チームは千葉ジェッツ
千葉ジェッツは、2010年に創設された日本のプロバスケットボールチームです。
チーム名の「ジェッツ」は、空港(成田国際空港)とジェット機にちなんでおり、ファンクラブの来場ポイントはJETSマイレージ、チアもフライトクルーズチアリーダーズ「STAR JETS」というように、飛行機に搭乗するイメージの名前付けがされており、試合観戦は搭乗という言葉を使っています。
20-21シーズンにはB.LEAGUE CHAMPIONSHIPで優勝し、初の年間チャンピオンとなり、22-23シーズンは準優勝。リーグ戦では、53勝7敗という驚異的な勝率を上げました。
B1地区優勝4回、天皇杯優勝4回と圧倒的な実力を持つチームの一つです。
日本代表選手は、富樫勇樹・原修太選手の2名、代表候補に選ばれ、最終選考まで残った金近廉選手も在籍しています。
14節終了現在、13勝11敗で東地区3位。優勝を目指し、今後の巻き返しに期待されます。
千葉ジェッツの試合会場は主に船橋市総合体育館(船橋アリーナ)で行われます。
2024年春には新アリーナとなる、「LaLa arena TOKYO-BAY(仮)」が2024年4月に開業予定です。
千葉ジェッツの試合は、試合前演出の評判が高いです。プロジェクションマッピングやチアのダンス、かわいいマスコットキャラクターなど試合前の期待を大幅に高めてくれます。
千葉ジェッツのチケットはかなり人気があるため、一般販売時には9割がなくなっている状況のこともしばしば。人気カードの場合、ファンクラブに入っていてもエントリー会員では入手ができないほどになっています。
ホームゲームは今後もありますので、興味があればぜひ観戦してみてはいかがでしょうか?
23−24シーズンのチーム状況
東アジアスーパーリーグの影響で過密日程&怪我人や体調不良が続出していて、チーム状況は芳しくありません。リーグ戦でも2勝することは今年は少なく、1勝1敗の試合が多い状況です。日本人選手は若い選手が多いため、彼らの奮起が期待されます。
チームの選手で一番出場時間が長い・・・今年は特に千葉ジェッツは富樫のチームになっているので、外国籍選手や若手選手の奮起が求められます!!
富樫勇樹選手のプレースタイル
富樫勇樹といえば、、、、やっぱり
理不尽3Pシュート!!!!!
ここぞという時に決めてくるんですよ、彼。理不尽な場所からの3Pシュートを!そして見事決まっちゃうんです。負けそうな試合で3Pガンガン打って逆転しちゃう様子をよく配信で見ていました。敵にすると本当に怖い選手です><
富樫選手は、その小柄ながらも機敏で技術的なプレースタイルで知られています。167cmという身長は、バスケットボール選手の中ではかなり小さい身長(むしろプロの中では一番小さい・・・)ですが、それをカバーできるテクニックとスピードが大きな武器でもあります。
また、ポイントガードというポジションは、ゲームコントロールをするポジションです。
非常に高いバスケットIQを持ち、ゲームメイク、シューティング、ディフェンスの全てにおいて高いレベルでプレイします。特に、彼のスピードと正確なシュートは、彼のプレースタイルのトレードマークです。
そして、連戦でも若手よりも元気にプレーできる強靭な体力や精神力があるところも、富樫選手の強さの秘訣です。
実際に選手の試合を見にいきました
12/30に2回目の千葉ジェッツの試合観戦に行きました。
千葉ジェッツに富樫勇樹あり!!!!
というくらい圧倒的な存在感ですね。28得点という恐ろしい数字とスピード、ゲームコントロール力。前半戦は見ていてよかったです。
ただ、チーム全体としては、富樫の勢いがなくなるとみんな尻すぼみになってしまうところ。いつまでも元気でいないといけないのが大変ですね・・・。
富樫勇樹選手のオフィシャルオンラインサービス
UNAVERAGEというオンラインサービスを運営しています。
バスケットボールがうまくなりたい、バスケットボールを楽しみたい、富樫勇樹を知りたいという方に向けて、
プロバスケットボールプレイヤー富樫勇樹選手のスキルや想い、マインドを発信しています。
気になる内容ですが下記のようになっています。
- バスケットボールのスキルに関するVIDEO・BLOG
- 富樫選手のインタビューや対談などスペシャルコンテンツ
- 日々の様子や想い、オフショットなどのPHOTOコンテンツ
SNSを積極的に活用する富樫勇樹選手
バスケットボールファンには広く知られた話なのですが、富樫選手はSNSを積極的に活用しています。特にXで他のバスケットボール選手と絡んだり、上記のようなポストをするなど、日本バスケットボール回を代表する選手ながら等身大の姿で利用しています。
富樫勇樹選手、今後のメディア情報
2023年12月31日に放送される紅白歌合戦に10-FEETの応援ゲストとして出演するそうです(試合後なのに大変!!)
また、2024年1月2日に放送される「とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」にも出演が決定しています。
大忙しですね^^;
まとめ
富樫勇樹選手は、その卓越した技術とバスケットボールに対する熱意で、日本バスケットボール界において特別な存在です。富樫なしで日本のバスケットボール回の発展はなかったことでしょう。彼の持続的な成功とチームへの貢献は、多くの若い選手にとっての憧れの対象であり、バスケットボールファンにとっては魅力的なプレーヤーの一人です。富樫選手の今後の活躍は、まさに目が離せないものとなるでしょう。
今でも調子が良い時は30点近く得点をするなど、プレーヤーとしてもまだまだ伸び代を感じさせる選手。千葉ジェッツの試合が行われる船橋アリーナのアクセスがイマイチよくないのですが、来年は南船橋に移転。お近くにお住まいの方や行ってみたい!と思っている方は(かなり争奪戦ではありますが)ぜひチケットを購入されてみてはいかがでしょうか?